親 子 の 共 同 作 品
親 子 の
共 同 作 品
ジュリアンが亡くなるまで、カレンにとっての関心事は音楽のパフォーマンスであった。その中にはビジュアルアーティストなどの他の分野のアーティストたちとのコラボレーションによって古典的なクラシック音楽を新しい形で表現するといったものも含まれていた。ジュリアンの死後、カレンは究極の悲嘆に陥った。その影響から生まれた抑えがたいアート制作への衝動は、親と子のアート・コラボレーションへとカレンを動かした。そしてカレンはその制作の過程で次第に芸術制作から得られる満足感、そして、精神的な癒しを感じ始める。
ここで紹介されている親子の共同作品は、ジュリアンが撮影した写真がカレンによってデジタル加工されたものである。下に紹介されている作品リストの最初の二つは、左にオリジナル写真、そして右にはカレンによってデジタル加工された作品が肩を並べている。一つ目の作品を見ると、オリジナル写真からそれほどかけ離れていないことが分かる。二つ目の作品は、左側にあるオリジナル写真と注意深く見比べない限り右側の作品がオリジナル写真が加工してできたものだとは分からない。残りの作品は、その作品のみで親と子の共同作品であるということを強調するために、あえてオリジナル写真は公表していない。
次郎はカラーセラピストの資格習得に専念する一方、以前から手掛けていた家具のデザイン制作とデジタルアートに更に力を注いでいる。それらの作品は完成次第ギャラリーに展示される予定である。
冨樫珠理杏とカレン ルツェルン、スイスにて, 2006
(左)「母の50歳誕生日」 2012 (冨樫珠理杏写真家)
(右)「花見」 2020 (デジタル・コラボ)
(左)「ゲティー博物館の小川」 2017 (冨樫珠理杏写真家 )
(右)「自分の軸外世界」 2020 (デジタル・コラボ)
「透けて見える夢」 2020
「オクルス」 2020
「全滅」 2020
「氷の破片」 2021
「舞台」 2020
「תיקון עולם ティクンオラム」 2020
「アメリカン・チアノーゼ 2020年」
「生きるべきか死ぬべきか」 2020
「ロスアンジェルス駅」 2020
「ヴィビアナ仮装舞踏会 」2020
「ラベンダー色の人生」2021
「Klangfarbenmeer」2021
「舞い上がるひばり 」2023